品川水族館
品川水族館では、イルカの赤ちゃんが久しぶりに生まれたそうで、イルカショーはお休み。でも元気良くお母さんイルカと一緒に泳ぐ赤ちゃんイルカを見ることができました。
あんなスピードで、赤ちゃんはお母さんイルカのおっぱいを飲むのはすごいなぁと関心しておりました。
出産シーンもテレビモニターで上映してましたが、生まれた瞬間、お母さんイルカのおっぱいを探して泳いでました!素晴らしいですね♡
さて、私の癖と言えば、どこに行っても口の中の事が書いてあったりすると注目してしまう事。
水族館に行っても、口の中の仕組みなどに目を向けてしまいました。完全に職業病ですね。
サメの歯
皆さん鮫の歯に注目した事ってありますか?
多分、誰かからか?何処からか?鮫の歯はドンドン生え換わるというのは聞いたことがあるかと思います。
その仕組みは、人間の歯とは違うので面白いですね。
鮫の歯は鱗が分化してきたものだと考えられているそうですので、鮫の体表面は細かい歯のようなもので覆われているのと同じなので、ザラっとするそうです。いわゆる、鮫肌ってやつですね。
鮫の歯は顎の骨にはほぼ埋まっておらず、歯肉に埋まっている(歯肉に付着し守られてる)だけだそうです。人間で言えば歯周病で骨が無くなって、歯肉に埋まってる(くっついてる)だけみたいな状態ですかね。
これは、獲物を捕まえたとしても、歯が抜けることで、そのまま食べることが出来るようにする為でしょうかね?
もし、歯が骨にしっかり埋まってしまっていたら、獲物が歯から抜けずに、その獲物を歯から取り除くのに、体をうねらせ、バタバタして必死に噛みちぎり…を毎回毎回しなくてはならなくなって海の中での体力消耗は計り知れないでしょうね。
鮫の歯は捕食する為のもので、噛んで食す為のものではない無いということですね。(鮫の種類によっては、歯が尖っていなく、人間で言えば臼歯のようになっている鮫もいます。その種類の鮫はプランクトンや貝を主食としてるので、よく見る尖った歯はしてません)
そして、もし抜けてしまっても、顎の骨の下には、もう次に生える歯が準備されています。
ですので、もし抜けても、歯抜けにはならずすぐに次の歯が生えてきます。
エスカレーター方式でドンドンせり上がってくる仕組みですね。
一生で約2~3万本も抜け換わるそうです。
また、もし捕食で抜けなくても1週間に1度くらいには新しい尖った歯に生え換わる種類の鮫もいるそうです。
いかがだったでしょうか?
鮫って凄いですね。
クリニックに来院するお子さんに、歯ブラシ指導をする時に、
「〇〇くん(ちゃん)はサメかなぁ?」って質問する事がよくあります。
「サメは何回も何回も歯が生え換わるんだよ〜。でも人間は子供の歯から大人の歯に1回しか生え換わらないんだぁ。サメになりたい?」って質問すると、
「なりた〜い」という子が3割、「やだぁ〜」という子が7割。
なりたい子には、「そうかぁ〜じゃあ、海の中をずっと泳いで、色々な獲物を捕まえて、かっこいいサメになってねぇ」と否定はしない。その後、「もし人間になりたくなったら教えてね」と歯ブラシ指導は次回に持ち越し(笑)
やだって子には、「そうかぁ〜なんでやなのぉ?」と再度質問。
その答えによって、次のアプローチが変わりますが、ほぼみんな上手に歯磨き出来るようになっていました。
鮫の歯は、ずっと指導に使ってきた話題だけど、今回また品川水族館にて色々勉強になりました。
お口の豆知識でした♡
0コメント